ページの体感速度は一枚の容量だけでなく、同時に読み込む画像の合計で変わります。作品内で使うPNG 3枚と、配信用に変換したWebP 3枚の合計容量を計算しました。

この記事の目次
  1. 検証条件
  2. 計測結果
  3. スマホ回線では合計量が効く
  4. すべてを最初に読み込まない
  5. 削減した約5.13MiBをどう捉えるか
  6. この検証で確かめたかったこと
  7. 一次情報として残したもの
  8. 結果を読むときの注意
  9. 実際の制作でどう判断したか
  10. 同じ確認を再現する手順
  11. 次に確認する項目
  12. 表示速度記事の公開前チェック
  13. まとめ

検証条件

  • 室内写真、導入画面、クリア画面の3組を対象
  • 各ファイルの実容量をbyte単位で取得
  • PNG群とWebP群をそれぞれ合計
  • 通信ヘッダーやキャッシュの影響は含めない

計測結果

3枚を合計したファイル容量
形式合計容量PNGとの差
PNG 3枚 5,501,846 bytes基準
WebP 3枚 125,494 bytes97.7%減
削減量 5,376,352 bytes約5.13MiB

スマホ回線では合計量が効く

一枚ごとの表示が順番に見えても、ブラウザは複数の画像を並行して取得します。5.50MBの画像群は、通信が不安定な環境では本文表示後も読み込みが続く要因になります。

今回のWebP群は合計125KBで、元PNG一枚の10分の1以下です。装飾画像を複数使う体験型ページでは、個別最適化を積み重ねる効果が大きいと分かります。

すべてを最初に読み込まない

別ページで使う画像まで導入画面から先読みすると、せっかく軽量化しても不要な通信が増えます。ページごとに必要な素材だけを読み込み、下方の画像には遅延読み込みを使う設計が基本です。

一方、操作直後に必ず必要になる画像は先読みした方が自然な場合もあります。容量だけでなく表示のタイミングも含めて判断します。

削減した約5.13MiBをどう捉えるか

5,376,352bytesの差は、画像三枚だけの比較です。ページ遷移ごとに一枚ずつ読む構成なら一度に全量を送るわけではありませんが、一覧や先読みで三枚を同時取得すれば差がそのまま初期通信へ近づきます。

軽量化後の125,494bytesは、元PNGで最も小さい一枚の約7.6%です。形式変換の効果だけでなく、必要なページで必要な画像だけを読む設計を組み合わせることで、削減結果を実際の体験へ反映できます。

この検証で確かめたかったこと

今回の出発点は「個別に軽くした三枚をページ単位で合計すると、転送量へどの程度効くか」という疑問です。Web制作の記事では推奨値だけが独り歩きしやすく、条件が異なる結果を並べても判断材料になりません。そこで対象を当サイトの実ファイルへ限定し、変更した項目と固定した項目を分けました。数値が小さいか大きいかを競うのではなく、現在の構成で次の作業を決められるかを目的にしています。

想定している読者は、複数画像を使うページの重さを一枚ずつではなく全体で把握したい人です。完成済みの大規模サイトではなく、少数の記事や画像から始める個人サイトでも追試できるよう、特別な計測サービスを前提にしていません。結果だけを持ち帰るのではなく、対象の選び方、単位、除外した要素まで確認すると、自分の環境との差を整理しやすくなります。

一次情報として残したもの

作品内で同時期に使用する三組のPNGとWebPについて、実ファイルのbyte数を合算したことを記録の中心にしました。記事内の表は、その記録から必要な値だけを転記しています。一般的な解説を先に置いて数字を当てはめるのではなく、先に対象ファイルを決め、取得できた値から考察を書く順序です。元データと公開本文の数字が食い違わないよう、単位はbyte、px、件数など測定時の形式をできるだけ保ちました。

「画像3枚の合計転送量を比較。PNG 5.50MBからWebP 125KBへ削減」の計測日は2026年6月10日です。Astro 5で静的出力した時点のファイルを対象としているため、素材やテンプレートを変更すれば値も変わります。この記事は永続的な基準値ではなく、表示速度の状態を残したスナップショットです。再測定で結論が変わる場合は、更新日と変更理由を追記します。

結果を読むときの注意

HTTPヘッダー、圧縮、キャッシュ、通信の往復時間を含まないため実際の転送時間とは異なるという限界があります。一つの指標だけで「速い」「使いやすい」「正しい」と断定しないことが重要です。たとえば容量が小さくても表示が崩れれば採用できず、規格上の目安を満たしても実際の操作が難しい場合があります。表の値は判断の入口であり、最終的な利用体験の代わりではありません。

この表示速度検証で差が出なかった場合も、作業の優先度を下げる根拠になります。反対に大きな差が出た場合は、作品内で同時期に使用する三組のPNGとWebPについて、実ファイルのbyte数を合算したという記録へ戻り、条件の混入や数え方を再確認します。都合のよい値だけを採用せず、対象、式、除外項目を本文へ残すのはそのためです。

実際の制作でどう判断したか

この結果を受け、当サイトでは「一枚の削減率ではなく、画面ごとの画像合計と読み込み時期を管理する」と判断しました。数値を掲載するだけではサイト改善につながらないため、CSS、画像の書き出し、記事テンプレート、公開前チェックのいずれかへ反映します。採用理由を文章にしておくと、後から別の設定へ変えるときにも、以前の判断を検証できます。

ただし「一枚の削減率ではなく、画面ごとの画像合計と読み込み時期を管理する」という判断を全ページへ一律適用するわけではありません。今回の対象と、トップ、記事、固定ページでは利用目的が異なります。HTTPヘッダー、圧縮、キャッシュ、通信の往復時間を含まないため実際の転送時間とは異なるという限界もあるため、共通ルールを作ったうえで例外の理由を残す方が、数値だけを守るより保守しやすいと考えています。

同じ確認を再現する手順

再検証するときは、対象ファイルを固定し、形式別にbyte数を合計して差分と削減率を再計算するのが基本手順です。最初に対象ファイルを複製するかビルド結果を保存し、変更前の値を残します。次に一度に変更する条件を絞り、同じ単位で変更後を取得します。最後に差分を計算し、画面上の見え方や操作も確認します。複数の変更を同時に入れると、どの変更が結果へ効いたのか分からなくなります。

自分のサイトで「画像3枚の合計転送量を比較。PNG 5.50MBからWebP 125KBへ削減」と同じ確認を行っても、同じ数字になる必要はありません。重要なのは、対象ファイルを固定し、形式別にbyte数を合計して差分と削減率を再計算するという条件を変更前後で揃えることです。OS、ツールの版、画面幅、対象URLなど結果へ影響する情報を残せば、数値が異なっても比較可能な一次記録になります。

次に確認する項目

今回扱わなかった要素は、HTTPヘッダー、圧縮、キャッシュ、通信の往復時間を含まないため実際の転送時間とは異なるという点です。次回は対象を広げるのではなく、この不足を一つずつ切り分けます。ファイル容量の次に表示時間、寸法の次に実機操作というように、異なる種類の指標を組み合わせると、単独の数値による誤解を減らせます。

「画像3枚の合計転送量を比較。PNG 5.50MBからWebP 125KBへ削減」を再現できないという連絡や数値の指摘が届いた場合は、作品内で同時期に使用する三組のPNGとWebPについて、実ファイルのbyte数を合算したという一次記録と本文を照合します。結論へ影響する修正では更新日を変更し、何が変わったかを残します。表示速度の記事を完成品として固定せず、サイトの変更とともに追試できる記録として維持します。

表示速度記事の公開前チェック

表示速度の記事では、個別の結果に加えて「単一ファイルの小ささではなく、最初の表示に必要な通信と処理を減らせているか」を公開前の共通確認点にしています。今回の表だけが良好でも、関連する画面やファイルへ悪影響があれば採用しません。変更前の状態を残し、記事で扱った指標と実際の利用場面を往復して確認します。

このチェックは「画像3枚の合計転送量を比較。PNG 5.50MBからWebP 125KBへ削減」の文字数を増やすためではなく、測定から公開判断までの抜けを減らすために使います。未圧縮と転送時圧縮を区別する、初期表示と遅延読み込みを分ける、外部スクリプトを含む実通信も後から測るを確認し、自動検査だけでは判断できない箇所を画面と文章で読み直します。読者が追試できない説明なら、数値が基準内でも公開しません。

表示速度の記事を更新するときは、結論だけを新しい値へ置き換えず、検証条件、表、本文の参照値、タイトル、descriptionを順番に照合します。以前の手順を再現できなくなった場合は、HTTPヘッダー、圧縮、キャッシュ、通信の往復時間を含まないため実際の転送時間とは異なるという制約がどう変わったかも記録します。どの変更で結果が動いたかを追える状態を優先します。

  • 未圧縮と転送時圧縮を区別する
  • 初期表示と遅延読み込みを分ける
  • 外部スクリプトを含む実通信も後から測る

まとめ

3枚合計では約5.13MiBを削減できました。単一画像の結果だけで満足せず、ページ単位の合計転送量を確認することが重要です。